今日の一言
プロは違う!!
掲載日: 2017年10月29日 @ 21:59

皆様へ

本日は、日本認知症ケア学会
2017年度関東地域大会
出席してまいりました。

私の講演の前に
東京都健康長寿医療センター研究所の
伊東美緒先生がご講演されました。

「ケアによって生じるBPSDをケアの力で回避する
‐不同意メッセージという考え方の提案‐」という
題名でのご講演でしたが、凄いの一言でした。
とても勉強になりました。

ちえのわnetの皆様にもお伝えしたい内容が、
随所に散りばめられておりましたので、
以下に順不同で列挙させていただきます。

コールを頻回にされる方には、
コールされてから訪室するのではなく、
こちらから1日に何回か訪室し、
「気にしている」ことを行動で伝える。

利用者さんとは5秒間、目を合わせる。
無視されていると勘違いされないようにする。

「出来るところまでしましょうね」という声掛けは、
出来ないことを自覚するまでさせることにつながる。

利用者さんが怒っている時に、
対応する人が増えるのはよくない。

利用者さんに味わってもらいやすくするために、
「しょうゆ」などの調味料はスプーンの下側につける。
ジャムはパンの下側につける。
舌に接するところに味をつけるのがコツ。

集団に馴染めない方は、
食事が来るまでデイルームで
待つのがお苦手なので、
デイルームにお連れするのは、
お膳の用意ができてからで、
順番も最後になるようにする。

利用者さんの二の腕に力が入っている時は、
怖がっている時、緊張している時。

スタッフの大きな声は、
怒鳴られていると勘違されることがある。

ケアによって生じるBPSDが、重度になるまで、
そのケアを続けてしまうという状況が、
実は、現場では起こりやい。
BPSDが重度になると、
ケアの方法や方針の変更に対する
スタッフ間のコンセンサスが得られやすいから。

必要性の低いケア、
今すぐに行わなくてもよいケアを
強制的にしていないかを
振り返ることが大切。
特にリーダークラスのスタッフが。

私達より認知症の方の方が
実はよほど我慢強い。

私が誤って解釈していることも
あるかもしれませんが、
それについてはご容赦ください。

数井裕光